吉祥寺でカフェを営むこのぎしさん(堂島孝平)はケーキを作るのが苦手なマスター。毎晩お気に入りのランプにあかりを灯して特別営業をしながら、ケーキの 試作に励んでいる。ある日、父(梅垣義明)と喧嘩をして家を飛び出してきたパティシエの波奈美あき(平田薫)がやって来た。 ケーキ作りの腕をかわれ、あきはこのぎしさんのカフェで働くことになる。そして常連客とふれあいながら、あきはこのぎしさんが毎晩灯しているランプにちょっとした秘密があることを知る。そんな時、突然田舎から父があきを訪ねてきた-- 家出したあきを連れ戻しに来たのだろうか?暖かく包み込むランプのあかりに照らされて、このぎしさん、あきと父、常連客たちが過ごす、不思議な夜の秘密が明らかになる。
喪失感を抱えたまま生きている男の前に、突然1人の女性・アンナが現れた。2人は時空を超えて旅に出る(「名もなき一篇・アンナ」)。幼少時代を過ごした家の上にそびえ建つホテルの中で、女は自分の部…
>>続きを読むこれはとある場所の小さな、レストランの物語。 そのレストランの営業時間は決まっていない。そこは人生でたった1度しか訪れることが出来ない。 そこは三途の川を渡る前、最後の晩餐をとるためのレス…
>>続きを読むナント三大陸映画祭グランプリ含む多数の映画祭の賞を受賞した、是枝裕和監督のファンタジー・ドラマ。死者を「一番大切な思い出」の映像とともに送り出す不思議な施設を舞台に、大切な思い出とは何かを…
>>続きを読む傷害罪で懲役3年の栗原健太が、とある刑務所の204房にやってきた。そこには、テキ屋の南を始め、4人の受刑者がムショ暮らし中。彼らの何よりの楽しみは食べること。そして、年末には恒例の、おせち…
>>続きを読む瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や、元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマ…
>>続きを読むすべてを失った青年に残されていたのは“記憶” 懐かしい匂いに導かれて、自分を取り戻す旅が始まる–– 骨董屋を目指し、四畳半のアパートに住みながら路上で古物を売って暮らす大貫大。ある日、看護…
>>続きを読む(C)武蔵野映画社 /2013「さよならケーキとふしぎなランプ」