映画大好きそーやさん

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標の映画大好きそーやさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksの特別上映会にて鑑賞しました!
初の109シネマズプレミアム新宿、ポップコーンもドリンクも無料で楽しませて頂きました。
かなり先になりそうですが、次行く時はできる限り早くに劇場に行ってもっと満喫しようと思います。
さて、余談はさておき本編に入ります。
シブさ全振り、大人格好いいLUPIN THE IIIRDシリーズ1作目!
タイトなルック、洒落た台詞回し、1本で綺麗にまとまった脚本に痺れる良作でした。
私は『ルパン三世 ルパンVS複製人間』しか観たことがない、完全なルパン三世ど素人なのですが、そんな私でも楽しむことができました。
敵であるヤエル奥崎の描写も格好よく、その特異な殺し方や立ち振る舞いが強烈なキャラクター性となって、物語をより面白く転がしていました。
観客を気持ちよく揺さぶるツイストも数多く配置され、物語の行く末を切に見届けたくなるように作られていたのも印象的でした。
ただ峰不二子パートにおける赤い巨人?と対峙するシークエンスは、登場してくるまでは良かったものの、股間からドリルを出して襲ってくるだけというショーに収まってしまっていたため、どうしようもないしょうもなさを感じてしまって、折角の尖った魅力が陰ってしまったように思えました。
カットバックが利用されていましたが、下らない描写が挟まれていくだけなので緊張感もなく、その辺りは端的に言って退屈でした。
それ以外は特筆して残念に思う部分もなく、ルパン三世という作品要素を存分に浴びることのできる、素晴らしい映画でした!