このレビューはネタバレを含みます
村人の中に紛れ込んだ人狼を探し出すデスゲームのシリーズ第3弾。これまで1、2、4作を観ていたが今回未見の本作を鑑賞。
評判悪かったけど、割と楽しめた。
ノーマルな流れの人狼ゲームを描いた第1作目を除けば、本シリーズは定番のゲーム展開にイレギュラー要素を組み込むことで予想できない面白さを出している。
今回は「狐」という最後まで生き残って独り勝ちになる存在を組み込んでいて、終盤の展開がスリリングになっていた。毎回最終局面のどんでん返しはよく考えられていると思う。
ただ、本作は参加者内の恋愛感情や個個人の好き嫌いという不確定要素が勝敗に大きく関与しているためゲームとしての面白さよりは人間関係のドラマとしての側面が目立ったように感じた。
論理的にゲームを進めていたら人狼の圧勝だったのでは？と思う。序盤で村人側のキーマンがいきなり死ぬわけだし。
また、他シリーズで統一されていた根幹となるルールが変更されていたり、登場人物たちの論拠に矛盾が見られるなどアラは多い。そこを気にしなければ。
致命的なのは主人公の考えや恋愛感情がさっぱり理解できないことかなあ。
もうすぐ第5作目が公開らしい。どんな奇抜なアイデアが出るか楽しみ。でも、劇場には見に行かないと思う^_^
