【モノで溢れている方が安心する】
◾️雑感◾️
🔸始まりの10日ぐらいが、盛り上がりの頂点
🔸エレベーター内のリラックス音楽
🔸ピアノとテナーサックスのBGM
🔸みんな笑い上戸
◾️所感◾️
彼女にフラれたことをきっかけに、モノを買いあさって気持ちを紛らわす毎日、そんな生活から脱するために、部屋のモノを全て倉庫に預け、1日一個だけモノを取り出すというルールの元、人生を見直す物語。
↓ネタバレ↓
🟢結局彼はリア充。リア充の余裕。
1日目の始まりは、すっからかんの部屋。
それだけでなく服も下着も身に纏わず、全裸待機。真冬に全裸とは、かなりの本気度であることはわかった。
夜中になり、人手がいない時間に倉庫まで突っ走る。本当に何も持っていない状況。
最初に手にするのは、寒さをしのぐロングコート。
いや、食べ物はどうするんだ!?と皆が思う疑問。
そうすると、部屋のチャイムが鳴り、協力的な弟が食べ物を持って来るのであった。
「1年間は何も買ってはいけない」
というルールを作ったことによって、彼は食品すら買えないわけだが、
この初日の弟への甘えは何か違う気がしてならない。
バイトして、当日現金支給のお金で食品を買うのはオッケーにするべきでは。
結局、彼のストイックに見える挑戦は、実は周りの協力に甘えてる一面を露呈してしまっています。
倉庫から物を運び出すときにも重いものは友人に手伝ってもらい、車も借りている。
そして何故か新しい彼女がすぐにできて、上手くいく。
なんてリア充なんだろう。
到底、真似してみよう。
とは思えないが、
"自分が欲している物は本当に必要なものか"を考えるきっかけとしてはシンプルでわかりやすい良い作品かと思います。
彼女の家の冷蔵庫が直すことができず、
結局買ってしまうシーンをしれっと流すのですが、これは肯定的です。
生きるのに必要なものは、買えばいいんだよ。間違ってない。
どうにもならないことが人生にはある。