タケオ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のタケオのレビュー・感想・評価

4.5
第87回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞‼︎

起死回生の舞台に命を賭ける男の狂気と葛藤、破壊と再生を描き出し、近年流行している娯楽超大作に牙を剥いた最高の反逆作品‼︎

なんか意識高い系作品っぽくてとっつきにくそうだなぁ〜•••なんて風に敬遠してはもったいない、本作には普段から娯楽超大作を鑑賞しているからこそ笑えるブラックジョークが盛りだくさんだ‼︎‼︎

かつては"バードマン"で名を馳せたがすっかり落ちぶれてしまった主人公リーガンを演じるのがかつて"バットマン"を演じたマイケル•キートンだったり、良い俳優はヒーロー映画にばっかり出演していてキャスティングできないから代わりを連れてこい•••てな具合で登場するキチガイ俳優マイクを演じるのが「インクレディブル•ハルク」の後にハルク役を降ろされたエドワード•ノートンだったりと皮肉にも程がある爆笑もののキャスティングも堪らない🤣

そしてそこからは怪物俳優マイケル•キートンとエドワード•ノートンの壮絶演技での殴り合い‼︎‼︎

「俺の舞台で勝手に勃起するなぁぁあ‼︎」
「俺を降ろして代わりにゴズリングでもキャスティングするつもりか⁉︎」と2人が取っ組み合って喧嘩するシーンなんてもう、感動ものの素晴らしさだよ•••(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

俳優陣の圧巻の演技、病的なまでに計算され尽くした演出、シンプルかつ捻りの効いた奥深い脚本、凄まじい余韻、溢れんばかりの笑いと感動‼︎

まさかこんなにパワフルで楽しい作品だったとは•••きっと、そう思うはず!
タケオ

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