河豚川ポンズ

クリムゾン・ピークの河豚川ポンズのレビュー・感想・評価

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)
3.6
女性たちの仁義なき戦いな映画。
自分はギレルモ・デル・トロって聞いたらパシリムしか出てこないような脳みそしてるんですけど、こんな映画も撮るんだとちょっと意外でした。

20世紀アメリカ、実業家の父と二人で暮らすイーディス(ミア・ワシコウスカ)。
周りと違いおしゃれなどせずに小説、しかも幽霊モノのホラーを書き続けることに彼女は没頭していた。

ある日、父を訪ねてイギリスからトーマス・シャープ(トム・ヒドルストン)という起業家がやって来る。
彼はもちろん仕事のことで父を訪ねたのだが、彼女の書いた小説が目に留まり、イーディスはその小説が面白いと言ってくれたから少しずつトーマスに惹かれていくのだった。

ビジュアル、というか色使いが独特で、登場人物たちが個人が持つ「色」を常に身に纏っているということがとても印象的でした。
ホラーのはずなんですけど、光の当て方や部屋の内装、服やアクセサリーの作り込みなど、魅せる怖さという感じで普通のホラーとはかなり違ったモノになってます。

ストーリーは正直ある程度は読めてしまうのでとてつもない驚きが…!とはならなかったです。
ちょっと中盤からのネタばらしが早すぎるような…
ホラーが苦手な人でも全然観れますし、そういう意味ではアーティスティックに寄った映画だったのかなと。

あとミア・ワシコウスカはかわいい(大切)。