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おんなのこきらいのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

おんなのこきらい(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

可愛いが性格最悪なOLのヒロインが、同性には嫌われつつも、男に媚びを売り上手く世を渡っていたのだが…という話。

なんとも極端なヒロイン。
可愛いが最優先基準で、男にチヤホヤされれば同性に嫌われても全然構わないというスタンスはメンタル強すぎて驚愕の一言。現実の会社であんな風に立ち回ってたら、いくらなんでも仕事回らないはず。実際あんな見え見えのぶりっ子に騙される男性陣にはかなり呆れた。

ゴミ出しの仕事は可愛くないので人に見られたくないとの理由で早朝出勤するのはある意味ストイック^_^

しかし、この映画、話が進むにつれ、常識的に振舞っている周囲の人間たちの方が遥かに狡猾で歪んでいることが分かってくる。非常識なヒロインの方が生き方の方向性がおかしいだけで実は不器用ながらも純粋なのでは?とさえ思えてくる。共感できるかどうかは別だけど。

森川葵がメンヘラなヒロインを熱演。中盤まで同性と語る時はほぼ全てのセリフが暴言^_^
可愛い子を演じているヒロインを演じている時も確かに可愛いのだが、後半、失恋後にボロボロになって感情をむき出しにする姿の方が遥かに魅力的。

酷い話だったが、ラストは爽やかだった。
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