このレビューはネタバレを含みます
テンポ、ストーリー性がしっかりしたエンターテイメント映画の佳作。
タイトルとポスターの読んで字の如く、不朽の名作にゾンビを加えたパロディ小説の映画化。
19世紀イギリスを背景に、スペクタクルロマンス、ゾンビ、ホラーと沢山のジャンルを110分の内にきっちり収まっています!
リズとダーシーの結ばれる過程は本家小説をしっかりとなぞらえ、パロディならでわの小ネタも散りばめているし、ゾンビ映画のおきまりも許容範囲内で書かれている。
見所はリズ役、Lジェームズのシンデレラとは違ったたくましい演技、ダーシー役、Sライリーの本家小説のドラマ版で同役を演じたあの大物俳優を彷彿とさせる(?)演技、脇を固めたDブースの気品あるイケメンっぷりは英国俳優ならでわの特権!
若手、中堅どころで固めた演技の協奏曲は見応えあり!
マイナス面は原作が沢山のジャンルを含んでることもあり、単体で考えばどの要素も無難で、こじんまりしてる部分が否めない所もあった。なので、偏った期待で観ると少し肩透かしを感じるのもあります。
原作があるものの映画化を成功させることの難しさを感じる反面、原作や本家小説に興味を持たせるPR要素は充分にあるので、見て損はない作品です!