南北戦争終結後のアメリカが舞台。吹雪のため、雪山のロッジに閉じ込められた8人の男女の密室劇。タランティーノ監督作品。
3時間と長い上映時間で、しかも上述のロッジに登場人物たちが集合するまでも結構長い。ただ、道中の会話にその後の人物相関を理解するのに必要な情報が混じっている。特に南北戦争の知識を持っていた方が話に入りやすいはず。ただ、知識無しでも問題はない。
密室ミステリーのような宣伝をしているが、どちらかというとタランティーノ独特の対話劇に銃撃戦が混ざったものといった印象。本格ミステリーのファンが観たら反則技のオンパレードで眉をしかめるだろう。
そこを気にしなければ相当面白い。誰が嘘をついているのか？を予測しながら観ると裏切られる快感が得られるはず。
重厚な音楽と、予測できないタイミングで響く銃声がインパクト大。残酷描写と差別発言もかなり多い。タイトルどおり8にこだわる演出も色々あって楽しめた。
冒頭のキャストクレジットのメンバー見て、あれ？と違和感のある出演者を見つけておかしいと思っていたら案の定だった。
