真っ黒こげ太郎

デス・クローンの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

デス・クローン(2001年製作の映画)
3.5
怪しすぎるジャケ&ジェフ・リロイさん&トランスワールドアソシエイツ配給の三重苦!!!



ドライブを楽しむアフォでパリピな4人のカップル。
そんな中、彼らは悪魔のハイウェイと呼ばれる場所でヒッチハイカーの女性、ルシンダを拾う。

そんな中、乗せたルシンダが本性を現し、拳銃を向けてきた!!!
何とか隙を突き、ルシンダを車から叩き出し難を逃れるが、ルシンダは他のドライバーを殺しながらも、後を追ってきたのだ!!!

そしてドライブ中の彼らの前にまた現れたルシンダ!!
そのまま轢いてバラバラにし、そのまま逃走するが、彼女は復活し襲い掛かる!!!




おバカな学生達がヒッチハイクした謎の女に襲われる、スプラッター・ホラー。

監督は「プレデター・プラネット」「キングスパイダー」等のZ級映画で有名なジェフ・リロイさん!!!もうこの時点でう〇んこ臭がぷんぷん!!!

オマケに配給は「ジュラシック・シャーク」「バイオクリーチャー・ライジング」の自主制作レベルのZ級映画を沢山配給してるトランスワールドアソシエイツ!!!
何という最強(むしろ最凶or最狂)タッグ…!w

正直、時間の無駄にしかならなそうだが、変な時間に寝て起きてしまい、退屈になったので折角だからチャレンジしてみた。
(所謂、「眠れぬ夜長の暇つぶし」である。思えば「ディープ・フリーズ」や「アウトブレイク ライジング」といったB~Z級もそんな感じで観てたなぁ。)


話自体はようある殺人鬼モノ。
実は殺人鬼にはある秘密があるのだが、ぶっちゃけた話タイトルでネタバレしまくっている!!!
(クライマックスは色んな意味で凄まじいがwwww)

ただ、内容自体は超が付くほど安っぽい!!!
主要人物もバカまみれで話もテンポは悪くないものの結構グダグダ気味!!!

ただ、安っぽいながらもグロメイク自体は頑張っている。
内臓がはみ出たり、ちんち〇んチョンパシーンがあったりとスプラッター描写は低予算ながら意外としっかりしている。
オッパイやエロシーンも豊富とサービス精神は相変わらず満載!!!

何故か特撮感満点な衛星が出てきたり(超ショボいw)、ガソリンスタンドのミニチュア爆破シーンでスペクタクルを表現したりと、数は少ないながらもお馴染みの特撮シーンも完備。

当然、突っ込みまくっていながらも退屈なのもいつも通り。
初期の頃の作品だが、本作の時点で十分今の作風は確立されてたんだなぁ。(しみじみ)


そんな訳で駄作極まりない一作だが、尺が70分しかない所や、話のテンポ自体は悪くない事から、ジェフさんの作品にしてはまだマトモに観れる方かなという印象も受けました。
(何だかんだで観たかったスプラッター描写が満足いく出来だったのも大きいかも。)


いや、駄作には違いないよ!!!
俺も感覚が麻痺してきたのかな…。

そんなこんなで、相変わらずZ級映画をひた走るジェフ・リロイさん印のネタになるタイプのクソ映画でした。
Z級映画マニアの方は是非どうぞ、ただしそうじゃない人が観ても責任は取らんぞ!!!!www