Mayo

マイ・ベスト・フレンドのMayoのレビュー・感想・評価

マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)
3.6
ドリュー・バリモアもトニ・コレットも大好きな女優さん。
二人が演じる親友同士の関係は羨ましいくらいに良かった。

あらすじを読むと、トニ・コレット演じるミリーに乳がんが見つかり、同じ頃にドリュー・バリモア演じるジェスは不妊治療の末やっと子供を授かるんだけど、なかなか言えなくて…
みたいなところがフューチャーされてるんだけど、なんか全然そんな単純なストーリーじゃなかった。
生まれてくる命と、終わって行く命の狭間にあるジェスみたいなのを想像していたんだけど、もっともっと二人の友情の話だった。
子供を残して死んでいく親友の姿を真横で見ていなきゃいけないなんて、自分の親友に置き換えたら辛すぎる。

ミリーは破天荒すぎて、いくら病気とはいえ子供いるのにそれやっちゃダメでしょうってことばっかりで全然共感できないんだけど、それもトニ・コレットの演じるキャラクターで、まぁそういう人なのかなと納得させられちゃったからトニ・コレットの演技力すごい。
あとは演出、脚本として上手く子供がいるときといないときを作っていた。

とにかく映画を観ながら何度も泣きました。
辛いシーンばっかりだけど、ミリーとジェスがお互い言い合うブラックな冗談、ミリーと夫が辛いのに笑い合う瞬間、に救われた。
最後ホスピスの庭に出て泣いているジェスの顔が印象的でした。
Mayo

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