nero

SAINT LAURENT/サンローランのneroのレビュー・感想・評価

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)
2.5
何度目かのイブ・サンローラン映画化。
今回はドキュメンタリーではなく、いかにも仏映画という仕上り。イブ・サンローランの天才ゆえの苦悩・肉欲と情愛とが割に淡々と描かれる。ただし150分超えとめちゃくちゃ長い! さすがに淡々としすぎて少々辛かった。
時期としては、ディオールから独立して彼のメゾンがモンドリアンラインで評価を確立した後、1967年からスランプを経て1976年の復活コレクションまでがメイン。デザイナーとしての苦悩より、ゲイ恋人たち・女達との出会いと別れに重点を置いた作りだ。
ラスト近く、老年のイブが過去を振り返るんだが、これがなんとヘルムート・バーガー! いやあびっくりした。
nero

nero