「波打つ熱芯」って何? 原題通り「太陽の舌」だけでよかったと思う。劇中「太陽の舌が届くとき世界は終わる」という表現があり、太陽のスーパーフレアによる破滅だとわかる。隕石・彗星や地殻変動などではない、予>>続きを読む
本来透明人間ってコンテンツはとてもSF的だと思う。これまで映画化された作品では、だいたい肉体をどうやって不可視にするかという視点で制作され、その事による悲劇で幕を下ろすクライムストーリーだったり皮肉な>>続きを読む
IMAXで見たが映像は実に大したものだった。登場する動物達も動きは滑らかだし毛並みもきれい。クジラのジャンプも迫力たっぷりだったが・・・それだけだな。
ロバートダウニーJrだって悪くはないんだよ。出だ>>続きを読む
冒頭の牧場で前作を見ていないことに気づいた。なもんで少々的はずれな感想になっているかもしれない。まぁこんどこそ最後らしい。ラスト・ブラッドと銘打ってるし、やたら広報もリキ入っているようなのでちょっと期>>続きを読む
子供の頃からエジソンの伝記は随分読んできた。偉人とされながら性格的にかなりアブナイ部分が多かったとも聞く。生い立ちからも承認欲求の強い人だったんだろう。それゆえか他者との競争心は強烈だ。一方のテスラは>>続きを読む
女性恐怖症のくせに女好きウッディ・アレンのセレブ青春ハナモチなららんらやってられねーぜ編。
そういえば去年カーライルのドキュメンタリー映画やってたなあ。あまりにもセレブ感丸出しでスルーしたけど。本作>>続きを読む
ちょ、ちょい待て! トム・ウェイツどーした? 随分ふくよかになったんじゃね? 一瞬わからなかったよ。アダム・ドライバーとかビル・マーレイとかティルダ・スウィントンとか結構な豪華キャストだったんで気が付>>続きを読む
祝・営業再開! 実に久々の劇場は座席もガラガラで、映画館らしいノイズがないのはさすがにちょっと寂しくもある。ワクチンが行き渡るまでは仕方がないのかな。
というわけで再開1本目は盛り上がりを期待して「>>続きを読む
「若おかみは小学生!」の地上波放送から監督つながりの「茄子」2本を経て、自転車つながりで本作へというコロナ記念・ひとりアニメーションマラソン。
実はこの作品はジブリのライブラリーとしてリリースされてい>>続きを読む
いつだって新しい才能の誕生に立ち会うのは嬉しい。本作は廣田正興監督の商業長編デビュー作で、原作山本直樹に窪田正孝/小西桜子という初恋コンビと永瀬正敏が絡むというので気になっていた。しかも小西桜子はこれ>>続きを読む
2月くらいから話題になっているのは知っていたが、なんだか見るのが怖くてようやく鑑賞。コロナ蟄居の今見るとまさにホラーだった。2011年作品ということは2003年のSARSや2009年のインフルエンザ流>>続きを読む
漫画原作は既読だが、J系俳優による実写ということで劇場はスルー。今回期待せず見たが悪くないじゃん。オープニングからのファブルの視線描写は惹きつけられたし、タイトルの入れ方もうまい。スタッフリストを確認>>続きを読む
カズオ・イシグロの原作小説はずっと気になってはいたが未読だ。
クローンによる生体臓器移植という設定はSF的ではあっても、本作ではディストピアにおける生命倫理を描くことが眼目ではない。自身が臓器の育成・>>続きを読む
話題のアカデミー受賞作品。鑑賞前は、映像実験としては意味があるのかもしれないが、映画の仕上がりとして効果的かというと微妙だ、と思っていた。
実際、常に動き続けるカメラの映像はひどく疲れるし、近接アン>>続きを読む
ムード歌謡グループという題材なんだから当然といえば当然なのだけれど、台詞の掛け合いや場面転換のカットワークに至るまで、舞台は現在なのに実に”昭和”なテンポの映画でありました。
原作舞台での時代設定はど>>続きを読む
もちろん169分目一杯、期待通りのプラバース兄貴のスーパーヒーローっぷりを存分に楽しめるアクションエンターテインメントなんだが、意外なほどにストーリーは捻りまくりだ。
舞台は架空の近未来都市ワージー>>続きを読む
猫より犬派としてはやはり押さえておくべきだよね。原作は、映画にアニメにコミックにと何度も映像化されたジャック・ロンドンの名作動物小説。石川球太版が好きだった。
21世紀に観るしばらくぶりの最新版は、つ>>続きを読む
フランス映画らしいミステリーだった。
確かに途中で「このオヤジやったな」とか、「こいつらグルじゃねえの」とかは感じさせられるが、おそらくそれも計算ずくなのだろう。その上で、ファーストショットにつなげる>>続きを読む
朝鮮戦争が舞台のこの映画を韓国で作ってしまう、そのことにまず驚かされた。完全な米中代理戦争となって泥沼化し、今に至るまで終戦を果たしていない。南北双方にとって、そして米国にも触れられたくない題材じゃな>>続きを読む
三池崇史が還ってきた!
「殺し屋1」での吹っ切れっぷりが大好きだった自分としては、「やればできる子だったのね」と最近のヘタレぶりを許す気持ちになっている。(ナニ偉そうなんだか)
振り返ると「殺し屋>>続きを読む
「Birds of Prey」っていうタイトルがまず最初のハードル。単数形なら『あーロミュランの宇宙船ね』ってスタトレ世代の自分は思っちゃうんだが、複数形の彼女たち”猛禽ちゃんズ”は馴染みもないし、本>>続きを読む
シャボン玉ホリデー世代だからだろうか、「Stardust」にはいつだってイントロだけでこみ上げるものがある。失われた愛に思いを馳せる男の孤独・・・古今この曲が使われた映画はどれほど多いことだろう。そし>>続きを読む
古代インド神話「ラーマーヤナ」をモチーフに、ロボット友情物語に仕立てたタイ制作のCGアニメーション。
神話世界での最終決戦から100万日後、荒れ果てた未来にハヌマーンと宿敵トサカンがともに記憶をなくし>>続きを読む
ヒーローが無痛症という珍しい設定のマッスルインドアクションカンフーコメディ。設定上はカラテなんだけどやっぱりカンフーマスターだよなあ。
お話は、我流トレーニングでカラテを身につけた(と思ってる)主人公>>続きを読む
レース映画はやっぱりアガるなあ! 最新の技術で捉えられた高解像度の高速バトルの迫力はすごい。IMAX2Dで堪能! 欲を言えばユノディエールの直線(当時6km!)ベタ踏み加速描写をもっとぉぉ!!!
1>>続きを読む
高所恐怖症のこの身には辛いシーンが多かった。雲海に気球を捉える画面は確かに美しいが、俯瞰のアングルではもうずっと膝がふるふるしていた。
科学者ジェームスと飛行士アメリアが、それぞれが抱える苦悩を描写し>>続きを読む
さすがインド映画! お伽噺の楽しさを存分に味わえる164分だった。本来映画が持っていた娯楽としての楽しさってこういうものなんだと改めて思う。
スーパースターのサルマン・カーンが今回演じるのは、地方劇>>続きを読む
ドイツの記録映像をモンタージュしたオープニングのBGMはBEATLES「I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)」それもドイツ語版! ワイティティ監督がユダヤ系であることを知り>>続きを読む
ジェニファー・ロペスの存在感に圧倒される。50歳?嘘だろ?!
高校すら出ていない底辺の女達が男どもをカモにふんだくりまくるクライムストーリーだが、現代アメリカの格差社会感描写も半端ない。
2007年>>続きを読む
映像で見せることを大前提に持つ映画というメディアで謎解き系のミステリーは本質的に難しい。本作も観客に容疑者たちの裏面をチラ見させつつ、実は、実は、実は・・・っていう展開がなにかモヤモヤ。一応謎は解明さ>>続きを読む
原作は90年代だそうだが、映画の舞台は1957年のニューヨーク。主人公はブルックリンの片隅の探偵事務所所員ライオネル・エスログ。孤児だったことからボスがつけた二つ名はMotherless Brookl>>続きを読む
ナオミ・スコットだけ見に行ったと言ってもいい。ピンクレンジャーから3年、アラジンから1年。ティーンエイジャーから脱皮し、今作では若き天才プログラマとしてエンジェル達と陰謀に立ち向かう。二人の先輩に翻弄>>続きを読む
アリ・アスター監督作品は初めて。北欧系不条理伝奇ホラー・・・といってもいいんかな? 単純にホラーとも捉えきれない、なんともヘビーな後味を残す映画だった。
精霊信仰、生と死の輪廻、呪術的秩序を背景に、>>続きを読む
『終わった、何もかも・・・』
今は42年かかっての最終回に立ち会えたという感慨しかない。
老人の思い出補正かもしれないが、銀座で観た無印SWのあの衝撃ゆえ、いまだに最高のSWはEP4だ。冒頭の視界を>>続きを読む
正直昔の映画は戦車が出てきたなぁくらいでよく覚えていない。31年昔の同名作品を今アニメーションでリメイク? 宮沢りえも出てると言うし、続編ということなら誰かの母とか叔母とかで関わるかと思ったが、そうい>>続きを読む
予定はなかったんだが、知人の熱烈なすすめにより吹替版鑑賞。吉田羊の演技だけ見に行ったと言ってもいい。正直あの姉妹にまったく魅力を感じないので、映画として評価する気はないが、アニメーションは見事の一語に>>続きを読む