neroさんの映画レビュー・感想・評価

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自分の投稿を見返すと、ネタバレばりばり、上から目線の悪口三昧で自己嫌悪。もとよりただの感想文垂れ流し、レビューなんてもんじゃない。ひねくれジジイの駄文コーナーでやんす。
でも映画大好きなんだよお。ベストムービーなんて10本なんかで収まるわけない。ただ、人が良いって言うモノに限って面白くないって思うのは何故なんだろう…。 あ、星は某料理番組にならって0.5刻み。

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.5

エロくてグロくてホラーでグランジな人魚姫ストーリー。チープでキュートでロマンティック、ジャジーでメタルでしかもミュージカル! というすべてのカテゴリーを無効化した境界全無視の変態映画(褒めてる)。 結>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.0

リングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリーサーカスの映画といえば、「地上最大のショウ」(1953年)がやはり思い浮かぶ。TVで観たのだったかも知れないが、全米をめぐるサーカス列車に巨大テント>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.5

理不尽を絵にしたような二時間だった。本当に胸糞悪くてなお目が離せない。1967年、死者43名負傷者1189名を出す結果となったデトロイト暴動から、モーテルで起こった黒人殺害事件に絞って、その裁判まで含>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

167分が短く感じる、これぞインド映画というパワーを堪能した。
前作は見逃したが、ダイジェストもついてるしストーリーは分かりやすいし、なんといっても、リアリズムくそくらえ! ヒーローなんてチャライ表現
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.0

「ハードコア」の予告を見て「あーこれダメなやつだ」と思ってスルーしたっけなあ。アレ酔うんだよ。
本作も開幕いきなりのFPS攻撃に頭くらくら、鏡をうまく使った視点移動でやっと息つけた。もっと長かったらメ
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.5

【字幕版】一昨年に「ズッキーニと呼ばれて」というタイトルで情報に初めて触れたときから、実に特徴的なキャラクターだなあと感じていた。不気味可愛いってとこだな。
今回やっと本編を観られたわけだが、正直いう
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

2.5

ゴーギャンも遅くなってから絵画を始めており、そのためか、長く方向性に悩んでいたらしいことが伺える。だからゴッホとも親しくなったのかも。アルルで短い共同生活を送ったあとゴッホと袂を分かち、パリへ戻るが、>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

2.5

前作「リアリティのダンス」に続く、新生代ホドロフス紀青春世というところですかね。初恋を通じて詩人として覚醒してゆくアレハンドロの青春譜。自分自身という惑星を、地層を剥がしていくように再発見してゆく行程>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.5

山上たつひこ+いがらしみきおという超癖の強い二人の合作だけに、原作漫画はとにかく全巻異様なテンションが満ちている。カオスの中に引きつった笑いが連続する、傑作というより怪作ともいえる超印象的な作品だ。>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

何故か冒頭の一曲でいきなりもっていかれた。
誰もが「聴いたことある」と思うだろうあの曲は、日本では「庭の千草」の名で知られる古いアイルランド民謡だ。いままで文学・映画等でも数多く使われた、言ってみれば
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.0

コーネル・ムンドルッツォ監督には前作「ホワイト・ゴッド」でその寓話的メタファーに翻弄されたので、かなり気負って劇場へ赴いたわけですよ。そうしたら、初っぱなガリレオ衛星の説明から入るんで、今回は分かりや>>続きを読む

劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

2.0

なるほどぉぉぉぉぉっ!!! 音声認識でその都度武器使用の適・不適を承認するってシステムだったってのは、まあよく考えたねぇっ!! これであの雄叫びにリアリティがぁっっ!・・・って、んなわけないわな。
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ダークタワー(2017年製作の映画)

2.0

改めて振り返ってみると、映画では随分観てるが、スティーブン・キングの小説ってまったく読んだこと無いんだなぁ。ホラーが苦手なので、キング映画も全部観ているわけではないが、観た作品はそれぞれ水準作だという>>続きを読む

ガーディアンズ(2017年製作の映画)

2.0

観て来ちゃったよ。噂のロシア製スーパーヒーローSF? 本当にXMENとかF4とかに真っ向勝負を目指したのか? そーなのか? マジで?

仕上りは完全に、「デラックススーパー戦隊バトルアクションムービー
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

当地では1ヶ月遅れの公開となった。ホロコースト否定論が裁かれたアーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件(2000年4月判決)をベースにした法廷劇。スピルバーグが支援したとかでニュースになっ>>続きを読む

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

4.5

評価低いみたいだが、これは傑作! なので再レビュー。

J.G.バラード原作による、高層住宅を舞台にした閉鎖社会を描くミステリーというより不条理劇。
原作発表は1975年だが、映画は60年代SFそのも
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ジオストーム(2017年製作の映画)

2.5

なんというかいろいろともったいない感が充満した映画だった。一言で言えば技術の無駄遣い。

こういう設定なら、徹底的にサイエンスとテクノロジーに立脚した科学”的”デザスター映画として創って欲しかった。家
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

2.5

「blue」「ストロベリーショートケイクス」に続く魚喃キリコ3作目の映画化だ。前2作は未見だが、ミニマルな関係性にフォーカスする彼女の作風は映像化意欲を喚起するのかな。さすがに実写だと、感情を廃した無>>続きを読む

映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

1.5

高校3年になった勇太と六花の駆け落ち逃避行なんだが、なんつーか、TVでよくあるご当地タイアップ企画みたい。経由地・目的地にも、中二病であることとの関連性も説得力もないし、ロード中に二人の関係性になんら>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.0

前作に比べると後味悪いなあ。前作でのポップでシュールな、ある意味異次元の様式美にまで昇華されていたあのアクション表現は何処へ? 唯一感じられたのは、STATESMANウィスキーのリボルバー水平回転撃ち>>続きを読む

永遠のジャンゴ(2017年製作の映画)

4.0

当地では随分遅れたが、公開日を待望した一本で、自分には珍しく初日に劇場へ。それなりに混んでいたかな。納得ではあるが、まあ白髪率の高いこと。

導入で戦時下であることが示されたあと、シーンはパリでのフラ
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

3.5

昨2017年から芸術家に関する映画が続くなあと思っていたが、今年も結構多そうだ。まずはいかにも神経症的な印象の強いアルベルト・ジャコメッティ。

NYの作家ジェームズはジャコメッティに肖像画モデルを依
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少年と犬(1975年製作の映画)

3.5

2018年初シネマは、戌年なんでコレ。「ホワイトゴッド」も再見したいところだったけど手元にないのでコッチ。

さすがに今見ると画面づくりが古いし、犬のブラッドも「もう少し芝居させろよ」と思うけど、70
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

ラップランドの先住民サーミ人の姉妹が血脈故に道を分かつ。
姉エレ・マリャが女教師クリスティーナを自身の偽アイデンティティとして求めたのには、身近だったからという以上の意味はないのだろう。スウェーデン人
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

そこそこ可愛い残念ムスメ「江藤良香」のキャラクターになりきった松岡茉優がお見事!  暴走っぷりもヤバカワイイぞ。
最後のタイトルコールもカッコいいのに、二君のリアクションにちょっと違和感が・・・

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スターシップ9(2016年製作の映画)

3.5

1日しかも1回限りの限定公開だった。
スペイン映画かと思えばコロンビアとの合作。ロケもコロンビアらしい。風景の空気感が違う。
言ってみれば科学者とモルモットの恋愛、よくあるワンアイデアのネタ映画にも見
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ル・コルビュジェとアイリーン 記憶のヴィラ(2015年製作の映画)

3.5

近代建築の巨匠ル・コルビュジエをこれほどイヤな男として描いた映画なんてなかったろう。作中では自身とアイリーンの経緯についての、そして自分の内面についての”語り部”としても配される。ただし、本作はあくま>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

これまでの経過に引きずられることも少なく、きっちり緻密に組み上げられたとはいえない、ある意味でユル目ではあるが、SWらしい仕上りで見応えはあったねえ。
新シリーズの製作もアナウンスされているが、自分に
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

4.5

単館公開が惜しいほどの傑作だぞこれは。

人口爆発により子供制限法が実施された未来といえば、結構使い古された設定でもあるが、収穫量増加を目指した作物の遺伝子組み換えにより多生児の出生率が急増するという
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.0

予告ではパンクボーイの脱チェリーを描くせつないティーンズドラマ系かと思ってたら、なんとまあ、異種コンタクトSFラブストーリー???

舞台は1977年、エリザベス女王即位25周年に湧くロンドン。若者の
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

重厚というのとも少々違う、厳つくも重苦しい「オリエント急行」。
尊大とも見えるポアロへと性格付けをシフトし、それに合わせて事件そのものもずっしりと重たく、謎解きより、善と悪、罪と罰をめぐる心理劇になっ
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.5

原題「Their Finest」 は、チャーチルがナチスとの「バトル・オブ・ブリテン」にあたって行った演説の有名なフレーズ「Their Finest Hour」から取ったものだろう。
ただしここで意味
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

クレバーな叔父とジニアスな姪のハートウォームムービー。天才数学者だった姉の自殺により残された娘メアリー。彼女をマイアミのハーバーでボート修理をしながら育てる弟フランク。7歳にしてすでに類まれな数学の才>>続きを読む

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

呪われしダメダメブラザーズが放つ起死回生の現金強奪作戦! 足を痛めた元名QBの兄と、戦争で腕を失ってしがないバーテンダーに甘んじる弟。脚のことで仕事をクビになった兄は、最後の現場だったレース場での強奪>>続きを読む

不都合な真実2:放置された地球(2017年製作の映画)

3.5

前作から10年、アル・ゴア氏のブレなさにまず感銘。
彼の理想は世界政府が成立するまでは実現されることはないかもしれない。それでも今できることを、と、一歩でも前へ進もうとするその姿勢には共感する。

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