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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのyuminagabeatoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

TOHOシネマズなんばにて鑑賞。自分的に今年のラストを飾るであろうビッグタイトルだったこともありIMAX・3D・HFR(ハイフレームレート。1秒24コマ以上の流麗精細な映像が売り。+100円。)版の環境での視聴となった。うそ。発券機に並んだとき一番近い上映回がたまたまそれだっただけ。感想は、一言で言うなら「キャメロン監督の海洋愛溢れる監修による大規模架空水族館ツアー」。1作目は劇場で鑑賞していたが一度も見返さず2へ。全く問題なく鑑賞できた。さすがの映像美は文句無く期待どおり。冒頭のパンドラの遠景は3D感が弱く、本格的な3Dはカットが地上に降りてきてからだった。あとところどころフルCGにリアリティーが弱くなり、特に列車や航空兵器、海上船が映るシーンはゲームのムービーを観ているような感覚になる瞬間があった。これはゲーム映像のクオリティが映画に迫ってきた弊害かも。ストーリー的には前作の異種間戦争から個人的な怨恨による喧嘩へとスケールダウンしたせいか、せっかく出てきた海洋部族もすぐに共闘体制になるし、全体的にあっさりした印象。親の言いつけを守らない弟がとことんトラブルメーカーになるので子供を持つ親としては共感できる部分もあるのだが、あまりに続くと次第にストレスが溜まってくる。映像メインの映画なのでストーリーはまあいいかというところもあるのだけれど、人間がナヴィ族の体を手に入れるアバターシステムってそもそもどうなってたっけとかはやっぱり気になっていた。とはいえ見終われば3時間も観客を引っ張っていくキャメロン監督ってやっぱり凄いなと思うし、こんな楽しい水族館ツアーを体験させてくれてどうもありがとうと言いたくなる、そんな映画だった。
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