きまぐれ熊

ズートピアのきまぐれ熊のレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.3
完成度たけぇ
そしてシュガーラッシュと双璧を成すくらいの糖度だ
あっちはちょっと切ない感じだけどこっちは遠慮なく砂糖ドバドバ入れてくる
どちらかといえば字幕より英語オリジナルの方が甘さ強めかも〜

肉食&大型動物が優位の社会で立場の弱いウサギの新米警察官主人公ジュディが、これまた立場がよくないキツネの詐欺師のニックを抱き込んで連続行方不明事件を捜査していくバディムービー...だけでは終わらない
序盤を見た感じ、逆境の中でも警察官という(若干無謀めな)夢を実現するとか、
社会の偏見と戦うとか、
ある意味ではちょっとタルそうな物語っぽく見えたんだけど、もっとシンプルというかストレートなメッセージ性で素直に見やすかった
テーマは重いんだけどサラッと提示してるので胃にもたれない
単にサスペンスもののエンタメとしても展開のテンポいいし、きっちり伏線あるしでマジで脚本クオリティ高い

あと種による偏見とか差別がテーマなだけあって、動物の種類に応じた特性を踏まえたキャラの作り込みがきっちりしてるのも良い

メインのシナリオは見応えあるし犯人も面白いんだけど、
それよりもラストシーンのオチで人(?)は見た目によらないぜってことをギャグっぽくダメ押ししてくんのオシャレ〜

もうちょっと重たい作品かと思ってたけどこの雰囲気ならまたそのうち見返したいな
きまぐれ熊

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