わたがし

ジャスティス・リーグのわたがしのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
5.0
 いまだにバットマンとスーパーマン戦うやつ観てないのであれなんだけど、スーサイド・スクワッドは観ているのでなんとなくぼんやり「ああ…そうだったそうだった」と思いながら控え目に控え目に世界観に入っていきながら観ていた。
 やっぱり製作時のごたごたのせいなのか観ていてどうもしっくり来ないというか、ひとりの人間(監督)の価値観で筋が通されていないというか(先入観もあるんだろうけれど)、居心地が悪かった。「このカットめっちゃサラっと流すけど絶対そういう熱量で撮ったやつじゃないでしょ?」みたいな感じのシーンが多い。たぶん無理なんだろうけど、やっぱりやっぱりザック・スナイダー版観たいなあ
 1番テンションがあがったのは(やっぱり男性監督が撮ったからなんだろう)ワンダー・ウーマンが「ワンダー・ウーマン」の時の何倍もエロかったということ。野郎ばっかりの中にひとりキリッとした瞳でスラッと立っている姿のなんというエロかっこよさ。前回の時もそれはあったけど、やっぱり女性から見た女性のかっこよさというニュアンスが強くて、それはそれでいいんだけど、やっぱり今回のこういうワンダー・ウーマンも観たいよね!!っていう。ローアングルからの攻撃で敵をぶち殺すところとか、そういうの観たいよね!!っていう。
 女性の権利とかフェミニズムの話になると、すぐ女性は性の匂いを消して男と同じ土俵に立つべきだみたいな方向の価値観になりがちだけど、本当の本質的な意味でのフェミニズムというのはそういうことではないと思う。女性は女性にしか持っていない魅力があって、男性は男性にしか持っていない魅力がある。それをお互いに尊重しあって、お互いに「エロいね!!」と言い合うのが理想なんだと思う。そういう意味で、この映画におけるワンダー・ウーマンは女性らしいエロさとかっこよさがある、クソ男なんかぶちのめして縛り上げる、最高のヒロインだったと思う。ていうかワンダー・ウーマンのこと以外あまり覚えてない。
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