人工知能を搭載した、美しい女性型ロボットのエヴァ。世界最大手の検索エンジン会社のプログラマー、ケレイブは彼女を作った社長、ネイサンの山間の別荘で人工知能のテストに協力することになる。
検索エンジン会社の社長、ネイサンが作った人工知能は「グーグル教」を体現するようなものだろうけど、これがほぼ完成の域に達していた。完成すれば人間と同じように感情を持つ。
しかし、完成し感情を持っているのであれば、確かめようとしても、嘘をつかれる可能性がある。ネイサンはどうやって確かめるのか。
人工知能が完成していたのならば、つまり人間と同じように感情を持っているならば、エヴァは何を考えているのか。
若く、独身で、知性があって、善良な心の持ち主であるケレイブ。こういう人が、美しく、人間のように会話するエヴァと毎日会っていたら、どう思うだろうか。
三者の思惑が絡み合って、なるほど的な展開となる。そしてこの勝者には反則でしょ、と言いたくなり、近未来への警鐘を含んでいるように感じる。
アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。ロボットの描写はナカナカ。特にペリペリするシーンとかは見応えアリかな。結構面白かったです。