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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのminorufukuのレビュー・感想・評価

4.1
ヒーローチーム「アベンジャーズ」がその一般人を巻き込む戦いぶりから国連の制御下に置かれることとなり、メンバーが賛成派と反対派に二分されて戦う話。まあ、冒頭のアベンジャーズの問題事件簿のビデオを見る限り、こういう展開になるのも納得ではあるけど。

アベンジャーズとの差別化がほとんど分からなくなってきているが、一応キャプテンアメリカの第三作目。マーベル一連のシリーズはここまで痛快な作風が多かったのだが、本作は味方同士で争うこともあり、かなり重め。今回の件についてトニー スタークとキャプテンそれぞれの選択の理由が、アイアンマンとキャプテンアメリカ双方のシリーズとアベンジャーズ二本観てないとはっきり分からない気がする。本作だけだと割とキャプテン側が身勝手なように見えるかも。
バトルシーンは相変わらずハイクオリティで、同じ日に観たテラフォーマーズとは雲泥の差だった。予算の差だけとは思えない壁がある気がする。キャプテンが主役だと荒唐無稽になり過ぎないので、地に足がついている感じで、安心できる。
ヒーローの数が増えすぎて何本他にシリーズ作る気だよ!とツッコミたくなるが、全員がちゃんと見せ場があるのはスゴイ。

ダニエル ブリュールが良い味を出していた。これまでの分かりやすい悪役とは一線を画した役柄で意表を突かれた。

ホークアイが出ていたのだが、何故か劇中、彼のことを誰もホークアイと呼ばなくなっていてすごい違和感が。版権にでもひっかかったのか?
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