このレビューはネタバレを含みます
ヒーロー達が映画界に築き上げたマーベルブランド。スクリーンにはそのブランドに偽りのない輝きが溢れていました！
世間が疑問を持ち始めたヒーローの存在意義。そこから広がる仲間達の衝突。
アクション、爆破シーンも盛り沢山。とはいうものの今回は若干いつもより抑えめ。代わりにキャプテン・アメリカ印の骨太ドラマがこれでもかというくらいに鬼盛り。
それぞれのヒーローの戦う意義、きっかけがしっかり描かれていてどのキャラクターにも感情移入しやすい作りになっています。とにかく主要キャラどれをとっても欠けてはならない存在。でも途中から続々出てくる豪華キャスト陣に驚きっぱなし。
なんといっても空港のアクションシーン。それぞれのヒーローの個性の入り乱れ具合。余すところなく仕上げられていてファンにとってはたまらないもの、そして新生スパイダーマンの幕開けを告げる最高のシーンです。
アベンジャーズの続編臭が強いと思った先入観も見事に打ち砕かれました。トニーの活躍は確かにすごい。けれど思い返すとちゃんとキャプテン・アメリカの続編でした。
間違ったこと見逃せないスティーブ、チームを思い政府に従うトニー。それぞれのエゴとエゴのぶつかり合いが起こす物語、それは後に作られるであろう真のアベンジャーズの続編やそれぞれのヒーローのスピンオフ作品のストーリーに確かな期待をくれることになりました。
ポップコーンムービーとしてはもちろん、しっかりと観客とファンの心をガッチリ掴んだ作品です！
