140字プロレス鶴見辰吾ジラ

キャプテン・マーベルの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
3.6
【才能より資質】

「エンドゲーム」へといよいよコマを進めるのだという期待感を推進力に投入された本作。

ウルトラマンであり
仮面ライダーである。 

しかしながらブリー・ラーソンという母性溢れる女優にヒーローの戦闘スーツをコスプレイングするとあれば、男心が疼くのである。画面にブリー・ラーソンが映っているだけで満足できる私のため評価にフェチズムが乗ってしまってますので悪しからず…

女性戦闘機乗りのいかにもなコミック的なキャラクターを実写として、そして凄まじい能力持ちとして描いたのは爽快でした。

内容自体の爆発力は高くないですが、ヒーローの勝利のロジックが、ヒーローとしての才能や能力でなく、自身の中核にある資質であることを、何度でも立ち上がる精神に乗せたことに本作の力強さなのだと実感させる作りなことが見事。