諸星だりあ

アベンジャーズ/エンドゲームの諸星だりあのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

アイアンマン1作目から始まった、
マーベルシネマティックユニバースの
終着点。
前作インフィニティウォーにて完全敗北を
喫したアベンジャーズが、予想外の
男のアイディアから逆襲に向かう。

まず意外だったのは、バックトゥザ・
フューチャー、ターミネーターを彷彿と
させるタイムトラベルものである事と、
それをMCU過去作に重ねていく手法。
過去に戻り歴史を変えるのではなく、
この先を新しくする為に時空を超えていく
ヒーロー達。
ある意味タイムパラドックスの新機軸でも
あり、細かい矛盾点などはもはや突っ込む
のが野暮な豪快さを感じる。
これまでのメインキャラクターが総登場
するのは勿論、その人間関係も清算されて
いく。
時折コミカルなシーンも交え、頭脳と
戦闘力を駆使して逆襲に向かう大作。

そして、この作品を以って最後となる
アイアンマン、キャプテン・アメリカの
両雄の結末はとても「らしく」、納得の
エピローグとなって心に残る。
映像がコミックを再現できる現代であれば
こそ辿り着いたこの境地、世界一の
シリーズだけに脚本も至高のクオリティ、
3時間没頭させていただいた。

そして、「〜〜は帰ってくる」の無い
劇終に寂しさを覚えつつ、英雄達の
軌跡に拍手。
地球を守ってくれて、ありがとう。
諸星だりあ

諸星だりあ