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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のmQのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いい感じにと〜ってもダークで、今回の新作は前作よりもお気に入りです。
当方、元々闇の魔法使いが好きなのでジョニデ演じるグリンデルバルドのカリスマ性に酔いしれる130分。
私のレビューも好き過ぎるのでとにかく長く長〜くなります。

今回まず嬉しかったのがやっと迎えた2人の蜜月(笑)
もうなんか思わず泣いちゃうくらいに素敵な口説き文句で、ジェイコブはやめろってお説教してたけどあんなの女の子メロメロですよ。サラマンダー…

ただそれとは相反するクイニーとジェイコブの関係の変化は、ノーマジと魔法使いの許されない恋なんていう甘いものではありません。
理解者のいない、味方のいない関係。まさかそこまでとはと思っていたけどアズカバンに収容されちゃうんですね。
同じ人間を愛しただけなのに、ディメンターにその愛する人との日々を吸い取られる。こんな苦しい事はありません。それ故の彼女の運命の選び方は、後半胃がキリキリ。

皆さんハリポの原作読むとさらに楽しいよ!!!と仰ってますが、正にその通りだと思います。1よりも!!
私も原作大好きマン&当時からニュートの著作も持ってるくらい好きなので楽しかった……
レストレンジ家の家系図やニコラスの存在、それぞれが持つ杖などなど……
でもかなりややこしい!!!(笑)
もうほんとあ!これも!これもか!?みたいな秒単位で大切な単語や物が飛び交うのでうかうかとアクションシーン見てる場合ではありません。
でも原題に隠された秘密も、ダンブルドア一族とグリンデルバルドとの関係も、これを作品を通して解き明かすのが私たちハリポタ&ファンタビファンに託された大事な使命かと。

てかリタ!!!!!!
私がマッドマックスの中で1番好きな子の女優さんやんか!!!
本当にお綺麗だったし儚かった…
学生時代のニュートとリタを見ていると、スネイプとリリーを思い出すのは私だけ?それ故に1人で泣いていました。
はぐれ者とはぐれ者。でも善き理解者。
私は最期の言葉は紛れもなく彼に向けたものだと信じてます。うん。

レストレンジ繋がりで余談中の余談ですけど、私がハリポタの中でそれはそれは気に入ってるキャラがベラストリック・レストレンジなのですが、ふっつーにあの暗黒集会に出席してゲラゲラ笑ってそうで相変わらず愛おしいです。大好き。(妄想)

登場してきて1番驚いたキャラが"ナギニ"ですかね。こんなに美女だったなんて……
ヴォル様が魂の一部を移すくらい愛でていた理由が分かる。
でもサーカスの親分も言ってた通り、呪いが全身を食い潰して人間に戻れなくなっちゃったのかな…切ない。

クライマックスの戦いを終えて思ったのが失った人の事。ハリポのラスト、死の秘宝もそうだけど、闇の力を突き動かすのは哀しみによって生まれる復讐心や与えられなかった飢えによる渇望。
クリーデンスの真実は本当にそれなのかな。私たちは見てきたはず。不死鳥は、いつでも"彼"を助けていた。あの焔は正義というよりも真実に宿る。ダンブルドアだけではなく。
だから私も、私が信じたいことを信じてこの物語を見守ります。
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