公開時から評判よくなくて何となく避けてたんですが、ジャスティスリーグあるし鷹の爪とのコラボ映画もあるし…で観ました。ウン…気持ちはわかる…。
皆が叩いたりくさしてるものに同じようにくさすのは、自分的にはあまり品のいい行為と思ってないんですが、これはハーレイ・クインのエロ可愛いさとエンチャントレスのおっぱいくらいしか刮目すべき箇所がない…
「ヴィランがチーム組んで世界を救うんや！」ってコンセプトは面白いと思う。ただ肝心のヴィランたちがあまり悪くなさそうだし、「悪く言われるけど本当は家族思いのいい奴なんだ」みたいな情状酌量はいらんな…。もっとﾋｬｯﾊｰ！ｼｬﾊﾞ出たったわ！みたいな頭おかしいノリのほうがよかった。チームをまとめる偉いさんのおばさんのが悪そう…
皆、小者感が拭えないのは仕方ない。
本当に強い敵は命を断つし、ロキやウィンターソルジャーみたく人気あるヴィランはいつの間にかヒーロー側になってる事情を踏まえると「ヒーローになってなくてご存命のヴィラン」って多分中途半端なキャラですよね…それでもこれだけ頭数揃えたのは凄いのですが、途中誰が誰だかわからなくなったりも。画面暗いし。
あっでも突然出てきたカタナはキャラ立ってたし面白かったです。あれくらいわかりやすくしてくれたら。
キャラ立ちまくってるはずの主役格のハーレイ・クインも、DV彼氏にハマって闇落ちした賢くない女の子感が凄い。途中の妄想では幸せそうな家庭築いてるけど、ジョーカーが「泣き声うざいよ何とかしろよ」ってイラついたら躊躇なく子供殴りそう…。アナキンと結婚した後のパドメくらい残念な感じ。
ていうか前日譚知らないから、なんでそんなにジョーカーにハマったのかがわからないんや。「昔から成績優秀で褒められて育ったけど、羽目を外せない人生だったし孤独だった」みたいな安直なバックグラウンドすら用意なかったから。「恋は盲目」で片付けるにはやばい案件ですので…。
このカップルはDVや共依存がチラつくから苦手なんかもしれない。
キャラ設定はさておき、ジャレッド・レトとマーゴット・ロビーの演技は見どころありました。ジャレッド・レト、「ジョーカーらしいアプローチ」として撮影中マーゴット・ロビーにエロ本を贈った話は本当なんだろうか。
まあ何というか、GotGとドクターストレンジとウルヴァリンサムライのそれぞれあかんところを抽出してしまった感があるんですが、ともあれワンダーウーマンが当たってよかったね…。
