アンソニーチェン監督、長編初監督作。
大傑作だと個人的に思った
少年時代の風景、家政婦との記憶。金融危機などの社会背景。両親の不和。ILOILOとは監督の小さい頃にいた家政婦の故郷の名前。
これまた非常に個人的で実感のこもった作品。
シンガポールでは家政婦を雇うことは一般的らしい。少年時代の家政婦との記憶、というのはキュアロンの「ROMA」とシンクロする。
ラストの少年の横顔はどこか大人びていた。
アンソニーチェン、是枝裕和、侯孝賢、エドワードヤン、キアロスタミ、ケンローチ
個人的で普遍的な映画を作る人たち。