亡き父親が遺した設計図を元に高校生がタイムマシーンを創る話。
製作過程をビデオカメラで撮影しているていの、いわゆるファウンド フッテージ型式の作品。
序盤は悪戦苦闘しながら仲間と協力してタイムマシーンを少しずつ形にしていく流れがワクワクして楽しく、完成してからは若者らしい欲望のままにタイムマシーンを活用するところが俗物過ぎて逆に好印象だった。
しかし、過去を改変した影響が随所に現れ始め、後半は主人公が追いつめられていく展開となる。
一風変わったタイムトラベルもの。青春ストーリーの要素もあって盛りだくさんなのだが、肝心のタイムパラドックスの描写が割と雑。バタフライエフェクトあたりの緻密さには及ばない感じ。
色々組み合わせて新鮮な驚きを与えてくれる部分は評価できるかなあ。
