子どもを求める母の霊。悲痛さを強制的に共感させ世の女性の心を壊す。更に代償と称して子どもの命も奪っていく。
英国の薄暗くくすんだ色合いと古い洋館がとても好み。ホコリまみれの貯蔵室の品々や孤島の景観など、湿気を除けば憧れの環境。
現実では維持だけでも大変なのだろうけれど、『死霊館』のウォーレン夫妻宅とか『恐怖ノ黒洋館』だとか、蒐集品の部屋が登場する作品は大好き。というか住みたい。
今作の「イールマーシュの館」は掃除と修理だけで数ヶ月かかりそうだけれども。
今まで何度もチラ見したり寝落ちしたりの作品。ラドクリフ主演の1作目はきれいサッパリ忘れた上、いつも内容理解しないまま、ただ好きな世界観や品々を眺めていただけ。
初めてきちんとストーリーを把握しながら見たものの(2020.09.20)ウーマンの謎は残ってしまった。素性の説明はあったけれど詳細は1作目を見ないとわからないのかな。
それぞれの人物像がわかったところ、今までヘイト集め役と思われた女校長が一番まともであると知る。厳格で口煩い役どころとはいえ時代と立場を考えれば当然の言動。むしろ真っ当な人物。
それに対し遅刻魔の女教師は若い男との逢瀬で業務を蔑ろにしたり、非科学的なオカルト発言で子どもを不安にさせたり。あれ?主人公むしろダメ人間?
孤児たちの中で、いじめっ子のトムが幼いながらに悪童な顔で将来楽しみ。イメージとしてはエミリオ・エステヴェスやティム・ロス系。活躍してくれるといいな。
雑記メモ → ネタバレコメ
鑑賞 2021.10.05 ひかりTV
鑑賞 2020.09.20 ひかりTV
鑑賞 2020.08.20 ひかりTV