B5版

独裁者と小さな孫のB5版のレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
3.3
てっきり観る前は胸糞な感じの結末を迎える映画かと…

ある国の、から始まりラストの終わり方まで観ると、
この映画は余韻の後でそれぞれどこかの民である我々観客を映画世界から現実世界の問題へとシフトさせる問いかけなのだろう。

思い出すのは現実世界、
私が世界史で習った「アラブの春」は新時代の希望として持て囃されていた。
だが、今となっては立ち上がった国民による民主化に成功したといえるのはチュニジアのみ、らしい。

国を良くするために民は何を残し、何を赦し、何を変えていくべきなのだろう?
B5版

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