いの

永遠に君を愛すのいののレビュー・感想・評価

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)
3.8
これは喜劇か、それともホラーか。あるいはその両方か。(ちなみに、私のかかりつけ医は、喉をすぐ痛くする私に、いつもきまって「これは風邪か、アレルギーか。どっちかなあ。どっちだと思う? まあどっちもやね」と言う。)ほんと、ヘン。結婚式挙行直前の告白&暴露。両家総出のぷちドタバタ&お気楽さは喜劇の様相。

謝ってもらう立場(だと思う)の人が謝って、謝らなければならない人が謝ってもらって。しかも「これからもごめんなさい」って、未来までも呪縛するような呪いまで吐いて。そんなん、あり? 可愛らしい声で、でも顔は全然笑ってない、恐るべし河井青葉。


これはデレク・シアンフランス監督「ブルーバレンタイン」の、男女を逆にした作品のようにも思えてくる。こんなにクズな私でも、貴方は私を愛せるのか。これからもクズであり続けるのかもしれないけど、それでも貴方は愛せるのか。永遠に愛せるのか。

それはとてもキツい問いかけだ。




*岡部さんが出てくるとなぜかホッとする。岡部さ~ん♪

*音楽は、なんとなくカサヴェテス的(かな?)


*濱口竜介監督作品は、、、と、いつか語ってみたい気持ちはある。自分としては(ちょっとだけ)見えてるつもりなんだけど、まだ言葉になりましぇん。
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