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激走!5000キロのMOCOのレビュー・感想・評価

激走!5000キロ(1976年製作の映画)
3.0
「たとえ優勝しても、栄光や名声はない。あるのは自己満足だけだ」

 AM6:00 ニューヨークのとあるビルの駐車場を10秒刻みに参加車はスタートしカリフォルニアのロングビーチの波止場に最初にたどり着いたものが優勝者。スタートとゴール地点が決まっているだけで後は何も決まっていない無届けの大陸横断公道レース、34時間11分が去年までの最短記録です。
 昨年の優勝者で記録保持者パノンの号令で再び仲間に召集がかかります。

 カマロ・ポルシェ・フェラーリ・ダッジ・コブラ・ジャガー・メルセデス・コルベット・カワサキのバイクそして・・・ロールスロイス。
 映画「キャノンボール(20世紀フォックス)」はこの4年後に後を継ぐかのように製作されており、ファンも多いのですが、こちらの製作はワーナー。キャノンボールのように有名俳優を集めてはいないのですが、パノンを演じるのは私の好きな映画「リーインカーネーション」のマイケル・サラザン、若いゲイリー・ビューシーが出演しています。

 レースを、追いかけるドジな刑事がいたり、現役のポリスがパトカーで参加していたりと展開はほぼキャノンボールのようなコメディ仕立てですがあくまでもこちらが先行作品。
 それぞれの車にまつわるストーリーも、有名俳優の起用が無い分途切れ途切れ感が少く感じます。

 殆どの車がオープンやタルガトップ、ニューヨーク市街を信号無視しながら疾走する姿は圧巻、特にコブラの疾走は魅了されます。
 カーマニア、「キャノンボール」好きな方には特にお勧め。今年の優勝は?記録の更新は?完走車は?
 で、復路はどうなるの?
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