滅多に見ないハイテンションのキアヌ・リーヴス。スクリーミング・ギャルならぬ、スクリーミングおっさん。見っともないけど、『ジョン・ウィック』と同じ時間軸でこういった仕事をするのはナイスです。
お話は、有り得ない設定だと思っちゃうのは若い人で、人生の経験値が増えるとこれが案外あり得るんだよねえ、に変化するので、おっさんリトマス試験紙にもなります。ポイントは、どこがポイント・オブ・ノーリターンなのかってところですかね。私は、他人の家に来て勝手にレコードをかけて踊り出した時に気付け、なのですが、どうでしょうか。もっと後でも良いと考えると、まあ、それが見透かされるポイントにもなる訳で、後は、助兵衛根性の強弱でどっちにも転ぶんですが、まあ普通に考えれば戻れなくなりますわね。
それに、このお話、結論がないんですよ。戻ってきた息子の言葉で、ああそうなの、気分わる、にはなるんですけど、それは貴方のイマジネーション次第でハッピイエンドにもなりますよ、とここでも試されます。でも、家族と一緒には絶対見られませんけどね。。。(笑)
