バルバワ

美女と野獣のバルバワのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.9
職場の同僚に「映画が好きなのに観てないとか…プフフ(* ̄ー ̄)」と嘲笑されたので「なにをぅ!」と遅ればせながら鑑賞致しました!

いやぁ、こりゃ華やかな映画でしたなぁ。言わずと知れたディズニークラシック『美女と野獣』を"今の映画"にアップデートした作品でした。

あらすじは調子こいた王子が魔女になんか失礼しちゃって呪いをかけられ野獣になる。呪いを解くには真実の愛を知る必要があるようなので、色々あって城にやってきたクリエイティブ思考の美女ベルとのすったもんだしながら交流を深めていく…的な感じです。←雑なあらすじ

前述した"今の映画"というのは、キャスティングや女性観、登場人物のセクシャリティが多様性に富んでいました。特にベルに発明家という設定(アニメだと父親が発明家)を付けたのが素晴らしいと思います。

ベルと野獣の交流も互いを対等に見ているようで微笑ましく観ることができました。特に雪合戦…男女平等過ぎるだろw『Mr.ダマー』かよw

敵役のガストンに関してはアニメ版で「ダメな奴だけどそこまで悪いことしてないよな」と彼の退場の仕方にモヤモヤした覚えがありましたが、今作ではきちんと悪役してました!ちゃんと(?)殺人未遂をして、しっかり(??)反省しないのでバッチリでした!

何をおいてもベルを演じたエマ・ワトソンの魅力だけで今作は勝ちだと思います。ありゃ、女の子は夢中になるわなぁ…途中の黄色いドレスを着るシーンなんて野暮天な私でもうっとりしたわよ。←何らかの目覚め

まぁ、終盤の町の住人vs城の家具(職員)は見応えはあるものの町の住人が肉親を(知らないとは言え)殺そうとしているシーンでもあるので、その後もさして町の住人が謝ることがないのがモヤモヤしましたし、全体的に町の連中の人間性の低さにはイライラしました。

でも、劇場で観たかったと思うほど豪華絢爛な作品でした。観たわよ!同僚め!
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