メイプルわっふるG

インフェルノのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

インフェルノ(2016年製作の映画)
3.5
人口爆発から地球を救うための殺人ウイルス。拉致され記憶が曖昧なラングドン、大量殺戮を阻止すべく走り回る。
映画ラングドンシリーズ第3作。原作ダン・ブラウン小説第4作目。

代表的な陰謀論の一つ「世界統一政府」を個人活動にした体。世界人口10億人(or5億人)計画を殺人ウイルスで一気にやってしまおうというもの。

時期的にウイルスに対する描写が昨今の新型コロナを連想してしまうのは否めない。むしろ無関心の方が問題であろうし。
感染の疑いがあるラングドンが街なかを逃げ回り、追い掛けていた人物が具合悪くなって目が充血したりと、最近のモラルからすれば逸脱した危うい行動。世界を救うためだというのに、そんな風(危険迷惑)に思われるなど制作時には予想もしなかっただろう。

薬物で記憶曖昧、朦朧としたラングドンの視覚映像。体験した過去とも予知夢とも。ただ、シャイニングばりの赤い洪水はお気に入り。

今回の観光地はフィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブール。ロケ地巡りするにはちょっと飛び地&単発気味。イタリアは何回か行っているけれどトルコは未踏破。地下オーケストラには是非とも行きたい。