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ワンダーウーマンの小のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)
4.1
DCコミックスの実写化の中で、『マン・オブ・スティール(2013)』から世界観を共有するDCエクステンディッド・ユニバース第4弾にして、DCユニバースの救いの女神との呼び声高いシリーズ一番のヒット作。

半神最強美女戦士ワンダーウーマン(ダイアナ)がとにかく魅力的。演じるのは2004年のミス・イスラエルでファッションモデルの経験もあるガル・ガドット。スタイル、アクションのキレ、スローモーションでの姿、いずれも良し。

そんなワンダーウーマンことプリンセス・ダイアナは女性だけの不可侵の島、セッシラで大切に育てられたが故に、ピュアで純粋。

ある日「外の世界」から偶然舞い込み墜落したパイロットのスティーブ・トレバーを救出し、悲惨な戦争の事実を知ると、平和を取り戻すため、セッシラには二度と戻れないことを承知で「外の世界」のロンドンへと向かう。

これ『ローマの休日』が下敷きでしょ、と思うような物語。王宮を飛び出した美人プリンセスとスティーブの甘すぎない関係、 町でのイメチェンや、まんまなアイスクリームのシーン。 人間を救うことを通じ半神として成長していく彼女自身。

不朽の名作がヒーローものに上手くハマった感じがして人気も納得。ただ、この先どうなるかはちょっと心配かも。

●物語(50%×3.5):1.75
・ヒーローものにしてはイイ。ローマの休日にしか思えなくなってきた。

●演技、演出(30%×4.5):1.35
・美しさは正義、かな?

●映像、音、音楽(20%×5.0):1.00
・アメコミの実写化はコレが醍醐味かも。
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