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ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜のbackpackerのレビュー・感想・評価

3.0
ルパン三世TVSP第10作

冒頭OPにて、『名探偵コナン』でお馴染みコナンと蘭のような後ろ姿が、チラリとお目見え。
ヒロインの声を林原めぐみが担当していたため、『コナン』の灰原に聴こえて仕方がありませんでした。

珍しく全編日本舞台の本作ですが、異色性で言えば、銭形の物語をメインにしているという点も忘れてはいけません。
しかも、ゲストヒロインの"一色まりや"も銭形サイドのため、まさに本作は〈銭形のとっつぁん主人公作品〉と言えます。

また、
・前作(『ワルサーP38』)とは打って変わりマイルドなキャラデザだが、冷酷な表情を浮かべることもしばしば
・カーチェイスや銃撃戦等アクションシーン完備
・基本的にコミカルな展開だが、遺伝子操作技術を背景とした殺人事件等、暗い要素を含むシナリオが上手くバランスしている

といった作りとなっているため、オーソドックスなコミカルルパンが好きな方向けではありますが、前作のようなダークなルパンが好きな方も楽しめるかと思います。

【本作のゲストヒロイン】
一色まりや……銭形を密着取材する雑誌記者。とある事情で短時間先の未来を予知する能力を有する。

マイケル・スズキ(cv:山寺宏一)……人工島アクアポリスオーナーの実業家。邪魔者には容赦せず、銭形のアパートに火を放ち全焼させたりしている。
散々銭形を苦しめた男の声を演じた山ちゃんが、将来その銭形の声を担当するとは、思いもよらなんだな……。
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