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おろちのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

おろち(2008年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

女優の娘として生まれた2人の姉妹は、母親のような大女優を目指し厳しいレッスンを重ねていた。20年後、姉は女優として成功し、妹は裏方として姉をサポートしていた。ある日、姉の外出中に、妹は床に伏せている母親から一族の女児にだけ受け継がれる奇病について聞かされるのだが…という話。

楳図かずおのマンガ原作。原作はオムニバス形式の短編なのだが、その中の2編の要素を合成したストーリーとなっている。
オチも知っていても、ラストの妹の告白シーンはひたすら怖い。極端なシチュエーションではあるが、女性の美に対する執着心と美を失うと知った際の狂気を描いている。主演の木村佳乃と中越典子の凄まじい演技が印象的。子供時代は可愛らしくて仲良く姉妹だっただけに、成長したあとの展開は衝撃が大きかった。
難点は、短編を無理やり繋げたからか、やや強引なストーリーになっているのと、ストーリー的に原作主人公であるおろちのいる意味があまり無いように思えた。
山本太郎現参議院議員が美女にキスされまくりである。
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