スイミング・プールの少女の作品情報・感想・評価

スイミング・プールの少女2015年製作の映画)

Cloro

製作国:

上映時間:94分

3.3

「スイミング・プールの少女」に投稿された感想・評価

イタリア映画祭。
少女というよりは、強い母親という印象。
重過ぎて沈む体を、必死に浮かび上がらせるような、切迫詰まる感情。
海は理想の家族と自由の象徴なのか。
父親の呟いた一言が響いてた。

人物の表情そのままに、流れてく背景と、ピントで奥行きを出してる画も良かった。

姉と弟、見てる方向の違いが徹底的になっていく。
特に察している弟がたまらなく切ない。
主役の気迫の演技と、透明感のある雰囲気と締まりのある画が好みで、期待以上に良かった。
Kaoru

Kaoruの感想・評価

3.2
イタリア映画祭にて鑑賞。

とてもとてもかわいそうな家族の話だった…。ローマの海の綺麗な郊外、シンクロナイズドスイミングの選手権に出る夢を持った姉と小学3年生の幼い弟。ママンが亡くなったことを責め廃人になった父が施設に移ったことで雪国であるアブルッツォの叔父の雪小屋に姉弟で住むことになったのだけれども、姉は選手権のためにローマへ帰りたい。そのためには弟が邪魔、でも叔父もなかなか弟を引き取ってはくれない。と正に不幸のドツボな感じ。

何が1番不幸かと言うと、誰も責められないことだと思う。父が廃人になるのだって、姉が弟を疎ましく感じるのだって、ダメなんじゃなくて弱いだけなんだと思う。小さな弱さが大きく子供の運命を変えてしまうという恐ろしい話。

シンクロのシーンがとっても美しい。しかも多くが水中のシーン。美しい水面上と激しい水面下、また海と雪山など、この作品には敢えてそうしたのだろぅと思わせる対比があった。

捨てられることを感じ取る弟が、リフトが動く日を楽しみにしている様がそれはそれは悲しすぎて仕方ない。運命を受け止めるには早すぎる年齢。ホントに切なかった…
ブログを更新しました。 『【イタリア映画祭】「スイミング・プールの少女」突然襲った不幸に抗いながら外の世界に踏み出す少女。』 ⇒ http://ameblo.jp/yukigame/entry-12020948114.html