真っ黒こげ太郎

ターミネーターズの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ターミネーターズ(2009年製作の映画)
1.3
シリーズの一作目だと思ったか!?

残念~!!!アサイラムのパチモンでした~!!!w

…ごめんなさい。今度はちゃんとシリーズを追うので許してください。



マッチョマンでバリスティカを使いそうなアンドロイド”TR”が全世界に普及している近未来。
ある日テロリストの企みで、全世界の”TR”が大暴走し人類に攻撃を開始!!!
全世界の首都は壊滅、人類滅亡の危機に!!!
生き残った生存者は”TR”の活動を止めるため、宇宙基地に向かうが…。



「トランスモーファー」シリーズ、「メガ・シャーク」シリーズ、「シャークネード」シリーズ等で知られる二次創作Z級映画製作会社、The Asylumさんが「ターミネーター4」の公開に便乗してこさえたパチモン・ターミネーター。
(実は過去作の「トランスモーファー」シリーズの内容の方が「ターミネーター」シリーズにそっくりだったりする。w)

本家シリーズを抑える前に、久しぶりにアサイラムのパチモン系映画を鑑賞。アサイラムの映画に触れるも久しぶりだな…。(普通に生きてたら触れない。w)


今作では「S.A.D 米国特殊部隊」でお馴染み(?)のポール・ローガンさんが一人でやたら沢山のターミネータ役を演じています。
無表情を貫いて、やたら沢山のジャンプをして、やたら撃って、やたら殴って、やたらと全力疾走!ホントお疲れ様です。

またVFXやCGといったSF的ビジュアルは低予算ながら割と力が入っていた。CG制作班もお疲れ様。
後、残酷シーンは血糊オンリーだが、中々グロく見せられていたのは良かった。
クライマックスでは死体が残酷なアートと化しているのも悪趣味で良いね。w


…これで映画が面白ければ報われるのだが、そうじゃないのが悲しい。

前記の通りCGやVFXは頑張ってはいるのだが、セットは超絶チープ。
舞台も山奥や田舎の工場や廃屋ばかり。
クライマックスのセットは「スペース・ハザード」とそっくりだが、まさか同じセット!?w

そして何と言ってもメインとなる生存者のドラマがgdgdでタルい。
オマケに皆やたらアホで五月蠅い!!!言い争ってばっか!
お前らちょっとは静かに出来んのか!!!
中盤、新しい仲間が現れても言い争いの嵐。
「TRにバレるだろ!!(さっきスルー出来てましたよ)」とか「歩けない~!(さっき歩いてたじゃん!!)」とかそんな風に喚いてばかり。
宇宙に行っても相変わらず言い争いの嵐。


言い争い抜きにしても生存者のドラマが面白くなく、ひたすら山の中を歩いてしょうもない退屈話で話を間延びさせる。
ただ、「仲間の一人がターミネーターだった!」という展開があるのだが、この人のターミネーター的演技がアホすぎて笑った。

「動作を停止しろ!」
「停止します。」

アホかwwwwwwww

そして、クライマックスでは大ピンチ!!登場人物は最終的に全滅!!!
(オイオイwwww)
もう時間ないのにどう収拾するか思いきや…。

そんなんで止まるんかい!!!!!!
今までの時間は何だったんだ!!??
本家シリーズでやったら確実にブーイング待ったなし!!!w
…これギャグじゃないよな?真面目にやってこれなのか?w


正直低予算なりに頑張ってはいる所はあるのだが、正直言って内容はアレだし、チャチいし、良い所も全く生かされてはいない!!!
(後、エンディングテーマがやたらカッコ良かった。「トランスモーファー リターンズ」といい、「メガ・シャークVSメカ・シャーク」といい、もうちょっと歌い手の人は参加する作品選ぼうよ!w)

兎に角何時ものダメなThe Asylumさんで片付けられてしまう本作なのでした。
ポール・ローガンさんの頑張り&CGとVFX担当の頑張り&エンディングのカッコよさで少し加点はしましたが、当然オススメはしません。
The AsylumさんのパチモンZ級を抑えたくて抑えたくてしょうがないという奇特な人は自己責任でどうぞ。俺は知らん。