きょう

弁護人のきょうのレビュー・感想・評価

弁護人(2013年製作の映画)
3.8
1980年初頭の韓国・釜山。ソンガンホ演じる高学歴ではないが目覚ましい活躍を見せている税務弁護士のソンウソクは、ある日、昔馴染みのクッパ店の息子ジヌが事件に巻き込まれて裁判を控えていると聞き、拘置所へ面会へ行く。ジヌの信じがたい姿を見て、ウソクは何人もの弁護士が断った事件の弁護を請け負うことにする。


こちらは元韓国大統領のノ・ムヒョン氏が弁護士時代に担当した釜林事件をもとに作られています。
前半はウソクが弁護士になるまでの出来事やその時出会った人との関係、税務弁護士としてのやり手っぷりなどが明るくユーモラスに描かれていますが、だんだんストーリーが進むに連れて、この作品の本題に入っていく流れ。
つい先日鑑賞した、「タクシー運転手」もそんな感じでした。
1980年の軍事政権下の韓国は光州事件もそうですが、公権力による捏造と不当逮捕、その中で起こっていた拷問があまりにも理不尽で残酷😭💦
悪役警察官を演じた俳優さん、ストレスを感じるぐらいイヤな役に成り切っていて、素晴らしい演技👏🏻
大手企業からのスカウトを受け、弁護士としてより大きく羽ばたこうとしていた時に、自分が駆け出しの頃にお世話になった食堂の息子が無実の罪で捕まってしまい、それを機に何もかもを捨ててまでも正義を貫き、法廷で熱く戦うウソクの姿に心を打たれました🥺😢😭
日本🇯🇵も戦時下では、このような間違えていることも正しいと言わなければならないような理不尽な世界でした💦
しかし、韓国🇰🇷は日本がそうでなくなってからもずっとそんな世の中だったのだなと思うと、心が痛みました。
こんな大変なことを乗り越えて今の韓国があるのだなと思うと感慨深いです。
そして、このウソクが後の大統領になることもより感慨深いことです。


ソンガンホ氏、正義感たっぷりの熱き弁護士を熱演していました👍ほのぼの感からシリアス感にパッと切り替わる素晴らしい演技🥹✨
普通のおじさんでもあり、超ダンディでもある、そんなビジュアルもたまらない🥰🥰🥰
どんな役でもそつなくこなせる韓国🇰🇷ではもちろん、世界の名優でもあると思いました👏🏻
先程も書きましたが、「ベイビーブローカー」本当に楽しみです❣️
どんなソン氏に出会えるかな🥰❓
こちらの作品は流れもわかりやすく、韓国の闇の部分もリアルに描かれていてとても見応えあると思います。
きょう

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