このレビューはネタバレを含みます
スーパーヒーロー、ターボライダーに憧れるキッドがロボットアップルと恋に落ち悪と戦う世紀末西部劇。編笠被ってると思ったらただのザル。
ベタベタな基本を抑えまくってるような展開。分かり易すぎる伏線をキッチリ回収しまくります。無駄なアップのカットなんか無かったんじゃ？と思うよう。
テンポも無茶苦茶に良い。ターボライダーを見つけるところをはじめ、「それでいいのか？」と思わなくもないですが、かなり思い切りよく無駄を切りキッドを中心に据え続ける度胸が素晴らしい。
アクションはイマイチ過ぎるんですが、趣向が凝らされたグロ描写で保たされていました。しかしよく考えるなあ…。
ラストの展開に至るまで、全く驚かない裏切りにキッチリ驚かされるという、ヒーローアクションを煮詰めたような、何も考えずに楽しめる作品でした。
