140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ペットの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ペット(2016年製作の映画)
2.8
ペットたちの
エスケープ・フロム・NY
主人公の名はマックス
※MADってわけではない。

幾ら何でもペットという去勢された存在がやりたい放題だ。
檻からも最も簡単に脱獄できるあたり全ペットがイーサン・ハント級のスキルを身につけている。
アニメだからって外連味に振りすぎて、動物MAD MAX状態の暴徒と化している。

保健所もこれじゃ、機能麻痺だ!

それでも
飼い主はペットを
ペットは飼い主を
例え一途であっても心の支えにしている。
それが苦しいほど切なくNYの夜景をバックに描かれる。
誰かにそばにいてほしい
あいつとの思い出はかけがえない。
例え叶わぬ恋だとしても
そばに居られるだけで

様々な思いを胸に
人はペットに、ペットは人に
毎日、いつも、寄り添うのだから
憎めるわけないですよ。

ストーリーは彷徨って帰るだけのシンプルなものだが、離れてこそ、失ってこそ分かる大事な存在と気づく彼らは皆すべからく命を宿している。

だからオモチャたちより、初期段階で上位に位置づけられる存在のアドバンテージがあった。

だからこそ外連味というスパイスの振りすぎに料理を楽しめなかった面もある。




この店の麻婆豆腐はこんな辛いのか?これじゃ、他の料理の味わかんないよ〜


途中挿入歌として
ステインアライブやらなんやら流れてご機嫌なのは良し。
久々にアンドリュー.W.Kが聴けるなんて。