今度はキングダムが陥落するお話です。何処のキングダムかって？ ユナイテッドなキングダムです。
本作に関しては色々と微妙な評価を聞いていたんですが、実際に観てみると、これがまた結構なご都合主義の内容でありまして。
アメリカ流の正義の名の下に中東で空爆を行い、その報復として甚大なテロ攻撃を受ける事になるんですが、それでも「アメリカ万歳！」みたいな……「俺達は子々孫々の為に世界を良くしてるんだ！」みたいな……そんで「やっぱアメリカ万歳！」みたいな事言ってました。この時代に作られた映画にしては、びっくりする程デリカシーが無い。8～9割方銃撃戦＆アクションで、これといったストーリーも無し。
けどねえ、娯楽作品としては、観てて楽しかったんですよねえ。
頼れるあんちゃんことジェラルド・バトラーは健在でしたし、ド迫力な破壊シーンを頭空っぽにして堪能すれば良いだけだから気が楽だし、大統領とイチャコラするシーンもあって好かったし、もうあの二人、桃の木の下で盃を交わして「我ら生まれた日は違えども死す時は同じ！」とか誓えばいいんじゃないかなぁみたいな。
所詮そんな事しか言えないダメっ子わさびにとっては、案外面白い映画だったんでありました。
