「恋する輪廻　オーム・シャンティ・オーム」のファラー・カーンの初監督にして原作・脚本・振付とすべてこなす多才ぶり。序盤こそ印パの対立問題で重厚な映画なのかと思いきや、その後は一気に学園モノに。。。まるで日本の少女漫画や昼ドラのような感じなのはファラー・カーンの作家性によるところか。ちなみにマトリックスやミッションインポッシブルのパロディもあります。

いろんな要素がつめこみまくりのマサラな作品だけれど、後半は一気にテンション上がりまくって楽しいです！
曲はプロムでかかるGori Goriが最高！

コレオグラファーとしても有名なファーラー・カーンの監督デビュー作。

この作品、ちょっと女性監督のものとは思えませんが、シャー・ルクのサービス・ショットが多めなところがそれらしいかも。

正統派マサラ映画ですが、学園ものでテロと愛国心、親子の愛情のすれ違いを盛り込んでいるところが優れています。

この映画の二人の主演女優、美人でダンスも演技もそつなくこなしていて好印象。美貌もダンスも演技もバランス良く優れているというタイプの女優はスターとしては大成しないのかな、と思ったりもしました。

グランジファッションがはやっていた時代で、それがたっぷり見られるのも楽しい。

大学のキャンパスを舞台にワンカットで繰り広げられるダンスシーンは超有名。

この映画や「命ある限り」を見ると、ボリウッドの映画人というのは印パ分離独立時にディアスポラの被害に遭っている家系の人が多いんだな、ということがよくわかります。ボリウッドの都会的な味わいと深みの絶妙なバランスはその辺りに由来しているのでしょう。
（2014/1/6 記　一部修正）

軍人ラーム演じるシャールクさんのアクションが所謂無敵のヒーローものっぽくてこれはこれで格好良い
相変わらずチャラい役のザイードさんがいい感じにウザい
役の感じとしてはShabdのチャラさのほうが当てはまってはいるけど

振り付け師ファラーさんの初監督作品だそうで、主にハリウッド映画の影響が強いのかな、と感じた
ファラーさんだけあって、ダンスシーンはさすが

母親役のキロンさんとの、本当は息子なんだよ、って言えないでいる切なさとか、一目惚れ相手に対してモジモジしてるラームと本職全うするラームのギャップがいい

• #インド映画
• #兄弟愛