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バーフバリ 伝説誕生のbluemomday0105のレビュー・感想・評価

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)
3.8
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ、ジャイホー!ジャァァイ!マヒシュマティィィィ!!!
観に行かれた方がこういう状態になってるのをいささか怯えていたのですが、観た後では王を称えるしかない…!
「バーフバリ 王の凱旋」の前編に当たる「伝説誕生」。やはりちょっと粗さと癖はあるし、最初にあらすじ付くし時間ない人には最悪観なくてもいいよーと申してますが、できるならやはり観てほしいですよね。

「王の凱旋」はバーフパパことアマレンドラ・バーフバリのカリスマ性が高すぎて、息子バーフバリのシヴドゥ=マハンドラ・バーフバリの印象が薄くなってしまうけど、「伝説誕生」のシヴドゥが己の身分と天命を知るまでの展開も熱い…カッタッパのひざスライディングからの「バーフバリィィィ!!」がエモすぎる。

自分探しや恋人との契りや破瓜といった、生々しくなりそうなエピソードを、滝登りやダンスや木の実で表現してるのうまい。
父より庶民的なキャラクター造形だけど、強い女性に惹かれたり、女性への暴力を許さないところは父親譲りだ…。
デーヴァセーナも強キャラで魅力溢れてるけど、こちらのヒロインのアヴァンティカめためた美人で眼福です。

しかし劇中で常にバーフバリの徳の高さが表現されるとはいえ、バラーラデーヴァが王位継承であからさまに落胆→からのバーフバリ継承で沸き立つ王国民露骨すぎるw
バーフバリの器がでかすぎるとはいえ、バラーラデーヴァも文武両道に優れているからいろいろ不幸だなと。

ものすごいタイミングで終わるけど、インドの人々はこの状況から1年以上待たされてたんだな…と。
「王の凱旋」への伏線も散りばめられてるから、後で見直すといろいろ発見があるし深みがあります。永久機関…。
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