140字プロレス鶴見辰吾ジラ

メカニック ワールドミッションの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

3.8
【プレイ動画】

よく愛くるしい猫を眺めるだけの動画があるが、実はそれとコンセプトは同じ系統。強いステイサムをひたすら崇め奉るステイサム版のミッションインポッシブル。高層ビルを登るシーン、吸盤使ってのアクロバティックはまさにトム・クルーズのそれなのだが、本作のステイサムは前作の比ではないくらい強い。むしろイージーモードのゲームプレイ動画を見ているかのよう。冷静沈着、一撃必中の凄腕をひたすら愛でるための映画。ダニー・ボイルの「イエスタデイ」が“なろう系“と言われる中、このステイサムは前作の弟子の教育という足枷がなくなったことで鬼強い。むしろ鬼。ジェシカ・アルバやトミー・リー・ジョーンズのような華やかなキャストを脇に添えて堂々たるアクション。前作の仕事の流儀モノで自己啓発をして、本作で職場で無双する夢想をするべし。