140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ザ・ギフトの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ザ・ギフト(2010年製作の映画)
3.0
掻き立てろ想像力!
求めていたモノがその影のみならば、また行かん・・・

フォロワー様の界隈の現れた近未来SFショートフィルム。

謎に包まれているが、あきらかに異質で、あきらかに冷徹な何かに圧力をかけられた世界。
謎の箱を巡る、ときに哀しく、ときにスピーディに駆け抜けるミステリアスさにその身を委ねる。

冷たさのある冬の街
冷たさのあるマシンのデザイン
野良犬までもがその冷たさを纏うのか・・・

しかし、たしかにその中にある人のぬくもり

そこから紡がれ、疾走するクライマックス

アンドロイドに支配されながら、それは外見のみ
たしかに街はかつてのままなのに、冷たくなったのは心なのか

だからこそ、あたたかみを感じられる可能性にかけて
ストーリーはチェイスシーンとシンクロする

そのギフトは誰がために・・・

続きが気になりますが、物語を紡ぐのはあなたの想像の世界でまた、夢で逢えたら・・・的な幕引きがショートフィルムの魅力なので、ミステリアス×スピードというコンビネーションが冬の街に映えてました。