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ARIA The AVVENIREのbackpackerのレビュー・感想・評価

ARIA The AVVENIRE(2015年製作の映画)
4.0
「さあ、いま再び未来をご一緒しましょう」

マッグガーデン社の看板作品として長らくコミックブレイド誌面を飾った、未来系ヒーリングコミック『ARIA』。
メディアミックスプロジェクトの先鋒として、2005年に『ARIA The ANIMATION』でアニメ化し、2008年の『ARIA The ORIGINATION』にて、原作漫画の展開を踏襲しつつ完結。
本作『ARIA The AVVENIRE(アッヴェニーレ)』は、アニメ10周年記念と銘打ち開始された、『蒼のカーテンコール』プロジェクト第一弾です。

ARIAカンパニーに入社したアイとプリマウンディーネの水無灯里との、『AQUA』オマージュの一幕を見せた最終話。それから月日は流れ、アイはペアからシングルに昇格。灯里・藍華・アリスの3人も、それぞれプリマとして忙しい日々を送っています。
そんなちょっぴり先の世界で、再び彼女たちのステキな一幕が描かれます……。


実は私、天野こずえ作品は『あまんちゅ!』をリアルタイムに追っかけていたものの、代表作である『ARIA』は、これまで未読でおりました。
2022年始、友人とBOOKOFFの年始セールに訪れた際、この期にと『AQUA』含め全巻購入&一気読み。
元々、『ヨコハマ買い出し紀行』のような雰囲気の漫画が好きだったこともあり、『ARIA』の醸し出す雰囲気もドンピシャ。なんでもっと早く読まなかったか……と、ほんの少し後悔をしてしまいました。

んでんで、長いアニメシリーズにも、この際だからと挑戦することにしました。TVアニメ作品をちゃんと見るのは、おそらく7〜8年ぶり。
いやー、原作の雰囲気をしっかりと演出されていて、大変楽しく拝見し、気づけば全話あれよあれよと見てしまいました。
「あ〜、物語が終わってしまう〜」という悲しみに2回も曝されてしまいましたが、『蒼のカーテンコール』三部作のお陰でだいぶ救われました。
こういう変形型日常系作品が好きなのは、小学生の頃大好きだったに『アタゴオル』シリーズが原点であると認識しています。
現に今は『ハクメイとミコチ』シリーズを連載開始から追いかけていますしね。
『ARIA』シリーズを完走した今、改めて、このタイプの作品は性に合ってるなと、つくづく実感しています。
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