スクールカーストの最底辺から青春を探しに来ました!レディバードです!!!
…とハンブレッダーズのライブの口上をパクってしまうくらいの、非リア充の青春ストーリー。
グレタ・ガーウィグの自伝的ストーリーらしいけど、女優として名声を得た彼女がこんな悶々とした10代を送っていたのは意外…( 'ω')
「きみ誰?」「レディバードよ」
何度と繰り返されるこのやり取りで、彼女があんまりスクールカースト高くないのは伺える。
髪を赤く染めてチョーカー付けて衣装替えてパフォーマンスしても「そういえばそんな子いたな」ってくらいの認識。
私も「ダサい名前もこんな田舎も嫌だー東京行きたい」と悪態ついてる割に所詮モブなカースト低い女子(その割に青いネイル塗って登校したりする)だったから、所々観ててウワァァァァァってなった…。焦燥感やいらついた感じ、口やかましい家族を疎ましく思ったり、少しでもよく思われたい気持ちに覚えがありすぎる。
私の高校時代には、周りにルーカスヘッジスもティモシーシャラメもいなかったけど(´;ω;`)
シアーシャ・ローナン、「ブルックリン」の女の子か! 「ブルックリン」よりのびのび演技してる感じがよかった。私がみた中で一番いい人なルーカス・ヘッジスと、1人だけ作画が違うティモシー・シャラメ。でもあのカイルは反則でしょ…カフェのシーンとか。
お父さんが「お母さんとお前はよく似てる。自我が強すぎるんだ」って言うてたけど、あの母子はいらんこと言いな所もよく似てる。
「もう終わったの?」とかさ…ww
しかし「15時17分、パリ行き」もサクラメントのカトリックの学校を舞台にしてた気がするんですが、そういう土地なのかな?
911以降の状況やリア充の友達が「早くお母さんみたいになりたい」って語る辺りから、当時のアメリカも決して景気よくなかったんだろうな…と考えてしまいました。
ぱっとしない青春でも、それがあるから今がある。
スクリーンで観れてよかったです。