サラリーマン岡崎

パーティで女の子に話しかけるにはのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

4.0
言ってることはヘドウィッグのときと変わらない。

恋をすると相手のウイルスが自分に蔓延し、
新しい自分になるということ。
ヘドウィッグでも、もともと1つだった物体が2つになり、その片割れが運命の相手だという理論があった。
それの延長線上の話。

だから恋すると、大声で叫びあったり、
トマトを一緒に食べたり、
勇敢に彼女を助けに行ったり、
ちょっと違う自分になる。
その瑞々しさと童貞感が微笑ましい。

新しい自分になるから、
パーティーで女の子に話しかける時は、
特に何も考えずに行くべきという
ナンパが大事じゃなくて、
その後にあるアドベンチャーが素晴らしいよとJCMが伝えてくれてる。

パンクとか宇宙人とかニコール・キッドマンとか話ははっちゃかめっちゃかして
わかりづらいけど、
そんな純粋さとエル・ファニングの美し度合いに心揺れ動く休日のお昼に見るといい映画です。