個人的には全く観にいくつもりはなかったのだけれど、何故か娘が行きたいというので家族3人で鑑賞。娘は予告を観て、キムタクがカッコよかったらしい。ちなみにキムタクのファンではないです。
国民的アイドルグループSMAP解散後の木村拓哉初主演作ということで話題のこの映画。先入観を抱いているせいもあるかもしれないけれど、一言で言えばキムタクを魅せる映画だったかな。
キムタクはキムタクのイメージのまま。時代劇を感じさせないそれとわかるしゃべり方、振る舞い方。撮る方もアングルで、光と影で、とにかくカッコ良くみせようとしている気がする。背中の「万」の字は「拓」でいいんじゃないかな、と。
単に大勢の人を斬る映画という事前の認識だったので、ストーリーはあまり考えず観たけれど、感動するとか、深みがあるとか、ではなく、事前認識とそれ程ズレてはいなかったかな。
キムタクはなかなか頑張っていたと思う。ただ、冒頭、過去の百人（？）斬り、タイマン対決が何回か続いた後、また百人斬り、という感じで時間の大半がアクションに費やされ、観終わった後どっと疲れが…。
殺陣のシーンは、映画を観慣れていれば、大してグロイ気はしないけれど、苦手な人はダメなようで、妻は早く終わらないかと思っていたとか。
観る人が限られそうな尖り気味の映画に主演したことからみて、キムタクは国民的アイドルから脱皮を狙ったのかと思ったけれど、やっぱキムタクじゃん、と。
娘はやっぱりカッコよかったと言い、普通に満足していました。キムタクはキムタクのままで良いのかもしれない。
