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プロヴァンスの休日のbackpackerのレビュー・感想・評価

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)
4.0
とても好みのタイプの映画でした。特に中盤の、海岸で馬を走らせるシーン!あのドリーショットは強烈でしたねぇ。
ポスターをくださった奥様方、本当に、ありがとうございます。
ジャン・レノ、年を経てより味わい深いおじさんになりましたね。渋いです。

両親が離婚し、母親がカナダに出張へいくことになった一家。
急遽17年間断絶していた実家へと子ども達を預けることに。
長男アドリアン、長女レア、末っ子テオ。生粋のパリジャン&パリジェンヌなアドレアンとレアは不平ばかり。
たどり着いたプロヴァンスでは、頑固で偏屈の気難しい祖父ポールが待っていた。
3人は、緩やかな時が流れるこの地方で、徐々にポールと打ち解けていく……。

景色、素晴らしいですね!
最初に行きなりSound of silenceが流れたもんだから、一瞬『卒業』に頭を乗っ取られましたけど、雰囲気ぴったりです。
おばあちゃん役のアンナ・ガリエナもこれまたいい!ジャン・レノとうまーくバランスをとっていて、素晴らしい演技です。

『イージー・ライダー』を思い起こさせるポール達の過去。旧友との再開で、変化していくポール。
互いにぶつかり合い、認めあう。そんな心理描写を彩るのは、美しい風景。

冒頭でも書きましたが、パンショットがとても素晴らしい。
レアが好きになったピザ屋のイケメンスケコマシ野郎と、二人で白馬に乗って駆けるのですが、最高のシーンでした。
滑らかなドリーショットに、高い位置からのエクストリームロングショット!!
あの自然を撮りきるのは難しそうです。


上映後座席当選者にポスタープレゼントということでだったのですが……。
優しい奥様方が、たまたま近くにいた私に声をかけて下さりまして、譲って下さいました!
ありがとうございます、そしてすみません(汗)
お近くにいらっしゃったお姉さんも下さって、計3枚もポスターを入手してしまい……。
本当に、ありがとうございました。
自分からアクションを起こしてさえいないのに、近くにいたあんちゃんに躊躇い無くくれるなんて……。
ただただ、感謝を。
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